日本からグアムは時差が1時間しかなく、フライト時間も短いため、短い日数でも旅行しやすい地域ですよね。
特におすすめは羽田ーグアムの直行便です。
関東に住んでいる方はもちろん、地方空港を利用する人も羽田空港は成田空港よりも乗り継ぎしやすくて便利です。
羽田ーグアム便は2024年5月に就航したユナイテッド航空でのみ現在運行しています(2025年4月現在)。
私もこの便で、2024年11月にグアムに行ってきました。
その際に感じた注意点などをまとめてお伝えします。
ユナイテッド航空のベーシックエコノミーの条件に注意
グアムへ行くには旅行会社のパックツアーを利用したり、航空券とホテルを旅行サイトで予約したりと色々な方法がありますが、私が旅行した際は、航空会社もホテルも公式サイトが一番お得だったため、自分で公式サイトから予約しました。
ユナイテッド航空は日本語に対応しているので簡単に予約できます。
ただ注意点としては、エコノミーを予約する際「ベーシックエコノミー」と「エコノミー」がある点です。
ベーシックエコノミーが一番安価なチケットなのですが、私はそれを選びませんでした。
なぜなら、「ベーシックエコノミー」と「エコノミー」は席は同じとはいえ、条件が大きく違うからです。
- 座席指定がエコノミーは無料で、ベーシックは有料
- エコノミーはチケットの変更無料、ベーシックは有料
- エコノミーは規定のサイズ内の手荷物と身の回り品の機内持ち込みが可能、ベーシックは身の回り品1個のみ1。
- エコノミーは受託手荷物1個まで無料、ベーシックは有料
「ベーシックエコノミー」と「エコノミー」では上記のような違いがあります。
2人以上で旅行される方や荷物を預けたい方は、エコノミーをおすすめします。
私が予約した際は、「ベーシックエコノミー」と「エコノミー」の差額は往復で4000円でしたので、座席も選べるし、受託手荷物も無料という点で、迷わずエコノミーを選びました。
ベーシックエコノミーだと自分で座席を選べないため、同行者とバラバラの席になる可能性が高くなります。
また、ベーシックエコノミーにして、後から受託手荷物を追加すると1個8000円ほどかかります(時期などで価格が変わる可能性があるため最新情報をご確認ください。)。
予約する際はご注意ください。
- 太平洋横断フライトはベーシックでも手荷物の機内持ち込み可能とのこと。日本ーグアム線がそれにあたるのか不明なため、利用される方はご確認ください。 ↩︎
預け荷物の大きさに注意
私が海外旅行用に使っているスーツケースは、1週間の旅行に対応した大容量の120リットル超のものです。基本的にいつもそれを使用していたので、今回もこれでグアムに旅行しようと準備していたところ、よくよくユナイテッド航空公式HPの受託手荷物の案内を見てみると・・・「手荷物の3辺の合計が158㎝以内」とありました。
私のスーツケースは3辺の合計が170㎝なので、規定をかなり超えてしまっています。
これまでJALやエミレーツなどでは問題なかったので、大丈夫だろうと思い込んでいたのですが、ユナイテッド航空では私のスーツケースは使用できないことが判明しました。
出発前に気づいてよかったです。
ANAも国内線では基本的に3辺合計203㎝以内まで無料で預けられますが、国際線では158㎝以内とのこと。調べると多くの航空会社で158㎝以内でした。
航空会社や路線、チケットのクラスによって違いがあるのでその都度確認することが大切ですね。
皆さんもご自身のスーツケースの3辺合計の長さを改めてご確認ください。
ちなみに重量は1個あたり23kg(エコノミーの場合)までとのことです。
3時間50分の深夜便 睡眠時間確保に注意
羽田ーグアム便は、羽田を23時35分に出発し、グアムに4時25分に到着します(UA848・2025年4月現在)。
3時間50分しかないフライトで、離陸約1時間後(日本時間深夜1時頃)には機内食が出てきます。

私はパスタを選びましたが、夫は肉を選択し、トンカツのようなものをがっつり食べていました。
ちなみにエコノミークラスはアルコール類は有料です。ソフトドリンクは色々と選べます。
つまりこの便では、「機内でしっかり寝て、グアムに着いたらすぐに遊ぶ」というのは、体力があり余っている人でない限り、ほぼ不可能です。
フライト中は仮眠を軽く取って、グアム到着後にホテルでアーリーチェックインをし、ベッドでしっかり寝て初日の午前中はゆっくり過ごす、というのがその後の旅を元気に楽しむためにもベストかなと思います。
どうしても短い旅行日数で効率よく過ごしたい方は、往路便での機内食や映画などのエンターテインメントは諦めて、アイマスクや耳栓をして機内で少しでも多く寝るのがいいかもしれません。
機内食をもらわない人も結構いましたよ。深夜1時ですしね…。
早朝4時台に到着 空港からの交通手段とその後の過ごし方に注意
グアムは公共交通機関がほとんどありません。
観光客は赤いシャトルバスをよく利用しますが、空港は路線に入っていません。
個人旅行で空港からタモンやタムニングに行く方法は、ホテルの送迎車、タクシー、レンタカー、自分で手配した送迎車のいずれかになります。
先ほどもお伝えした通り、羽田ーグアム便は、グアムに4時25分に到着します(UA848・2025年4月現在)。
星野リゾートなど空港からホテルまでの無料シャトルバスが利用できるホテルでも、早朝は便がありません。
私はタクシーだと早朝待たずに乗れるのか不安だったため、HISの空港ホテル間往復送迎を事前に予約しておきました。
2人で利用しましたが、私が予約した時は、タクシーと大差ない価格で利用できました。
混合車でしたが、往路は私たちの他にもう一組だけ、復路は私たちだけの貸切だったので、非常にスムーズでしたよ。
このように事前にオプショナルツアーで送迎を申し込んでおくと安心ですよ。
私たちは1泊目は星野リゾート リゾナーレグアムに宿泊。

公式HPからユナイテッド航空848便利用者限定の特別プランを予約しました。
到着してすぐに客室が利用でき、到着日の朝食も含まれているアーリーチェックインのプランです。
そのおかげで、早朝5時前にホテルに到着して、すぐに部屋のベッドで横になって、9時頃に朝食ビュッフェをいただきました。

短時間でもベッドでしっかり寝たおかげで体力が回復し、その後ホテルの施設内のウォーターパークで楽しみました。

星野リゾートの他にもアーリーチェックインができるプランを用意しているホテルはたくさんあるので、利用することをおすすめします。
新たに導入されたグアムへの入国要件と税関申告書に注意
これは羽田ーグアム便に限った話ではありませんが、グアムへの入国要件が2024年11月30日から変わりました。
米国ビザやESTAを持っている方は関係ありませんが、これまでグアム入国は、機内で配られる紙の出入国カードに必要事項を記入すればESTAを申請していなくても入国できました。
しかし、2024年11月30日からはオンラインでのみ発行可能なグアムー北マリアナ諸島連邦 電子渡航認証「Guam-CNMI ETA」の登録が必要です。
申請は無料で、これまで紙面で記載していたものがデジタル申請となり、一度承認されると最大2年間有効で再申請の必要もありません(パスポートの有効期間内の場合)。
うっかり忘れていると入国審査で拒否されて送還されますので、航空機搭乗の7日前まで、遅くても5日前までに取得するようにしてください。(詳しくはグアム政府観光局の公式HPでご確認ください。)
私は入国する7日前くらいに申請して、その日のうちに申請が通りました。
新しく導入された制度ですので、申請を忘れないようご注意ください。
また、2025年2月4日から、紙面の税関申告書が廃止され、電子申請が義務化されました。
こちらはグアム到着の72時間前から申請できるので、こちらも忘れずに事前に申請してください。(詳しくはグアム政府観光局の公式HPでご確認ください。)
以上のことに注意して、羽田空港からあっという間に到着するグアムの旅を快適に楽しんでくださいね!
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